このページの壁紙は、この辺りでよく見る「ピンクがかった建物の壁」です。私の住んでいるアパートの壁とドアの色でページを作りました。

黒犬の相棒のArizona日記 散歩途中で見た夕焼け。
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くだらない話が続くと思います。故に機嫌の悪いときには決して読まないでください。
機嫌のいい方、サブタイトルをクリックしてどうぞ。
ツーソンの夕焼け
ペット
国際的バリアフリー
トイレ
雨傘
番外編:ARIZONA暴言日記
ここからしか入れません。
下のアイコンだと、暴言は通過しちゃうの。


ツーソンの夕焼け

 せっかくツーソンにいるのに、観光はほとんどしていない。名物? の砂漠に車椅子でいくのは結構勇気が要るし…とか思っていると、結局観光の機会を逃してしまった。
 唯一、気づかずに堪能していたツーソン名物は、夕焼け。
 涼しくなって、黒犬もバスに乗れる市民権を獲得したことだし、遊びまわるぞ! と思って、インターネットでツーソンのガイドみたいなページを見ていたら、夕焼けがとても綺麗だと書いてあった。
 そう言えば、夏は日が落ちてから犬の散歩に行き、よく夕焼けにぼーっと見とれたっけ。
 ダウンタウンを除けば高い建物がないツーソン。来たばかりの時は「なんて空が広いんだろう!」と口走り、その言葉の詩的な響きにまた嬉しくなったりした。
 口惜しいことに、写真に撮ってもあの赤や紫やピンクやオレンジが残せない。機械音痴でシャッター押すだけのカメラしか使えないから仕方ないんだけど。
 一度、ものすごい夕焼けに遭遇した。「不自然なほど」の紅色に、「アリゾナだからオーロラ?」と思い、一瞬後、自己嫌悪の嵐。オーロラが出るのはアラスカだよ。

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トイレ
 Americans with Disabilities Act(略称ADA:アメリカ障害者法)があるので、どこに行っても車椅子マークの駐車場とスロープ、車椅子対応トイレがある。
 トイレが使えない可能性を考えて、外出前には水分を控え、喫茶店に入ってもトイレに行きたくなる珈琲やお茶はなるべく飲まないのが習慣だったので(それを言い訳に、いい歳してチョコレートパフェを食べる)、ツーソンに来て少しした頃、暑い昼間に外出して脱水でダウンしたこともある。甘く見るなかれ、砂漠の気候。
 でも、こちらに来てからトイレが使えない心配はない。考えてみればここって“和式”トイレが存在しないんだよね。
 つかまる場所があれば車椅子から立ち上がれる私は、段差がなければ普通のトイレも使える。「車椅子用」や「障害者用」を探さなくてもいい、がぶがぶ水飲んでも大丈夫、この解放感!
 ただ、私は最近なるべく車椅子対応トイレは使わないようにしている。便座が高くて足がつかず、身体のバランスが取れない私はお尻出して転ぶことがあるからだ。
 その情けなさったらない。普通なら転んだ時、その場にいる友達と笑って恥ずかしさをごまかすけれど、トイレで尻出して転んだら、やっぱり人には見せられない。ひとりで冷静に自分の姿を想像すると…ねぇ。
 これって、アメリカ人の標準体形に合わせているんだろうか。日本では車椅子対応トイレを使っても、転んだことはないのになぁ。

 あっ、いやそういう話ではなくて、「特別な障害者専用」というものが少なくて、気分がいいなぁ、ってなことを言いたかったんだけど。ひとつしかトイレのない建物では、そのトイレに手すりがつき、充分な広さがあって、それをみんなで使ってたりする。

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ペット
 感謝祭は、TOP DOGのボランティアのジュリーの娘さんの家に行った。車で30分ほど、周りが舗装されていないのでとっても砂漠っぽい場所にあるその家は、小さいながら農場。
 犬・馬・がちょう・七面鳥がいると聞いてもしやと思ったら、やはり感謝祭のご馳走は、農場でとれたて? の七面鳥だった。エミューさん近影。
 犬達は見るからに番犬でなさそうな、愛想のいい子達。使役犬ではなくこの子達はペット、と言う。ペットと家畜の区別、そして家畜の中でも食べるための動物と使役動物の区別が、なんとなく感じられた。
 七面鳥軍団のボスは軍団をまとめているので、食用にはしないのだそうだ。仲間を守る自覚があるのかどうか、ボスは思いっきり私に威嚇してきた。
 そして。
 家畜なのかペットなのか判らなかったのがこれ。写真は見づらいけど、エミューである。ダチョウのちっちゃいようなあれね。
 食べる訳でもない、乗るのでも羽を採るのでもない…と説明した農場のご主人クリスが、説明しながら自分で「ってことは、なんで飼ってるのかなぁ? ま、これもペットだろう」。
 エミュー君は名前もない。そのままEmu(いーみゅー、みたいな発音だった)と呼ばれて、気が向いたら寄ってくる。ペットかどうかはともかく、エミュー君がエミューなりにしあわせならいいなぁ、と思う。

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雨傘

 梅雨の代わりのモンスーン。雷と風と雨が一気に来て、数分から数十分でさっとあがってしまう。
 日本にいた時は、雨は大嫌いだった。駅から家に帰るまでに全身びっしょり、車輪を操作する手が滑って坂で止まれなくなったりするし、車椅子は翌日まで乾かない…自分が惨めに思えてしまってやりきれない。
 でもここの雨は好きだ。理由は単純、びしょ濡れにならないから。
服も濡れるけど、雨が布地を通ってしまうことはあまりない。皮膚感覚としては「湿る」程度。雨が上がればすぐに乾いてしまう。でもって、雨そのものが珍しい? ツーソンの人達は、雨が降っても傘を差さずに濡れながら歩くのを楽しんでいたりもする。郷に行っては郷に従え、それなら私も楽しんでしまえばいいのだ。
 こういう場所だから、あんまり傘なんて売ってないらしい。滅多に見ないもん。折り畳みの小さい傘に、どう見てもその傘では足りない巨大なアメリカ人が入ってる姿は、トトロだ。
 最近はトトロな人を見ても笑わなくなったけれど、先日、どう見ても子供用の、淡いピンクの傘を持ったでかくてごつい黒人のにいちゃんがバスに乗ってきた。腕にタトゥー、耳と鼻にピアス、というにいちゃんである。子供用ピンクの傘、それはもう夢見る女の子のパラソルそのもの。どんな経緯でこのにいちゃんがさすことになったんだろう。勇気と英語力があったら是非聞いてみたかったものだ。
 ふと見ると、傘の柄はあひるさんの顔になっている! これがつぼにはまり、私は怖そうなにいちゃんの目の前で数分間笑いの発作を起こしていた。

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国際的バリアフリー

 留学前半の一時期、無性に日本食が恋しくなった。ネットで日本の友達と食べ物の話なんかしようものなら、夢にまで見てしまう。サザンの原坊の実家が天ぷら屋、と聞いたら、サザンを聴けば真っ先に天ぷらを連想するようになった。パブロフの犬状態である。
 庶民の育ちにふさわしい味覚の持ち主である私が食べたくなったのは、おでん・煎餅・餃子・辛子明太子・某コンビニのまいたけご飯など。友達に恵まれているので、かつお節から大好きな鳩サブレーまで日本からの差し入れが届き、その度にちまちまと少しずつ味わって食べた。みんなありがとう!
 で、我が家の冷蔵庫には今も、大阪生まれのお○ふくソース命な友人に「あらゆるものにかけて食べてね」と送ってもらったお○ふくソースがあるのだけれど、先日そのびんに点字で「ソース」と書いてあるのを発見した。意外なものがバリアフリー製品だったのね。ケチャップと間違えなくてすむ。そして、なんと反対側には英点字(アルファベット)で「sauce」と書いてあるところがまた素晴らしい!
 東京生まれアリゾナ育ちの私は、お○ふくソースに馴染みがなく、あれは地域限定の商品だと思っていたのだが、外国の視覚障害者のことまで考えてあるとは。お○ふくソースの細やかな気遣いと海外進出の野望を見た…と思った。
 ちなみに、よく似たキャラクターが目印のお○め納豆は、冷凍で輸入されたものがツーソンの韓国マーケットに売られている。納豆好きな私はケース(3個パック×1ダース)で買い、冷凍のまま保存して大事に食べているが、クレジットカードで納豆を買うなんて、二度とない経験に違いない。

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