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訓練所にも里帰り
Back to the Training School

[写真]訓練所にて。左はインストラクターのリディア、右は卒業したばかりのケイリーとハンナ(GSD)
Jan. 2003 in Tucson, AZ

里帰りの1ページ目へ

今年、卒業して3年が経つので、介助犬の認定を更新する試験を受けます。
今回は、それにかこつけた里帰り? でした。

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私とニッキーの母校はツーソンの小さな介助犬訓練所
HPはここ(英語)
Top Dog, Inc

「大きなビジネスにはしない。自分達の目と手の届くところだけ」と言い切る、ほんとに小さな訓練所です。
支部も窓口機関も一切なし。
15年間で、69頭の介助犬が卒業しました(私の里帰りの時点で)。
というか、それしか卒業していない小規模なところなの。

だから、里帰りすると、インストラクター達はいろいろとよく覚えてくれていて、
ニッキーの性格も私の性格もよくよく分かった上でのアドバイスをしてくれたりします。

さて、認定更新試験の前に、久々に訓練所に行ってみました。

[写真]車椅子の人が犬を座らせている
障害を持つ人が自分の犬を訓練します。
といっても、特別なプログラムがあり、
専門家の協力もあってのことだけど。
[写真]訓練所の風景、杖や車椅子の間にいろいろな犬が寝ている
相変わらずのんびりした訓練風景。
犬も人もさまざま。
[写真]電動スクーターに寄り添う雑種犬
日本でよく見る感じの犬
雑種も適性次第で介助犬になれます

訓練に入る前に適性検査があるので、ここにいる子達はある程度選ばれた犬ですが、
この中から卒業できるのは2割くらい。
頑張れ!

と呑気に人を応援していたら、突然、「はい、端から端まで呼び戻しをやってみて!」と言われてびっくり。
人間と犬と、誘惑のためのおもちゃなどがある中での呼び戻し。
もちろん基本ですが…

[写真]犬と人の間を通って走ってきたニッキー
トイレの側から「カム!」
[写真]車椅子の横に回り込むニッキー
反対からもう一度呼び戻して「サイド」
(ああ、恥をかかなくてよかった。)

ニッキーは訓練中、犬や人に気を取られて、誘惑の中での呼び戻しが苦手でした。
だからインストラクターはわざとそこをチェックしたようです。
ちゃんとやっているかどうか、見られてるんだなぁ。。。

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試験に備えて、
ちょっと練習しておくことに。
私達小心者ですから。

[写真]タオルをくわえて洗濯機に入れるニッキー
洗濯のお手伝い
[写真]乾燥機からジーンズをくわえて出すニッキー
留学中はよくやった乾燥機のお手伝い

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試験当日…

インストラクターとエバリュエーターと、ボランティアスタッフがやってきました。
試験のことばっかり考えていたので、それから2時間の試験の内容は、一切写真を撮れませんでした
何度も言いますが
小心者ですから。。。
とりあえず、長くなりますが、説明してみます。

まずは
家でのマナー
いろんなマナー(試験官が目の前で低いテーブルから物を食べていても、ねだらないとか、飼い主から離れた場所で5分以上のステイとか…)
家での介助動作(それぞれの人が必要とすること最低3種+普段使うもの3種のリトリーブ+試験官が指定した物のリトリーブ)

ここで、洗濯のお手伝いを披露しようとしましたが、
「実際に日本で頻繁にやっていること出ないと駄目」
と怒られました。日本の我が家に乾燥機はないのです。

ある意味当たり前で、現役の介助犬なんだから、認定試験に練習が必要なようでは困ります
で、いつもやっているドア開け、電気のスイッチ、立ち上がりの補助をやりました。
そりゃ出来て当然です、
毎日やってるから。

続いて試験は、
外出時のオビディエンス(屋外での普通のオビディエンス、店などでの歩行、開いたドアの前に取り残されてウェイトなど)
車や店の中でのマナー・他の犬にあった時のマナー・飲食店でのマナー
外出時の介助動作(リトリーブ+その人が必要とすること)

ニッキーは何故か、開けた場所だと
テンションが上がるので、
広い駐車場で他の犬とすれ違ったり、インストラクターの指示通り歩いてヒールしたりする試験がいちばん心配でしたが、
少々テンションが上がったものの、試験項目は全て問題なし(安堵)
日本とタイプの違う自動ドアも、落ち着いてクリア。

そして、行った先のお店には何箇所か、
チーズやジャーキーが隠されていて、
拾い食いがないか、パートナーに集中しているか、しっかりチェックされます。

広い店の中で、リードの拾い上げ、呼び戻し、ステイ。これは問題なし。
知らない大人と知らない子供に対する態度のチェックと、人に誘惑されてのダウンステイ。
ニッキーは誰にでもおおらかだから安心。それにしても…
ちっちゃな子供にもちゃんと「犬と接するマナー」を教えていたお母さん、えらい。

その他もろもろの試験項目を、全部やるのに2時間以上かかります。

そして最後に、レストランでの試験がありました。
床には適当にパンなんかが落ちていて、犬はそれを無視してテーブルの下に伏せます。
その鼻先に、新たにおいしいものが落とされても、落ちついて伏せていられればOK。
ニッキーも無事出来ました。

で、場所はスターバックスだったので、「キャラメルマキアート」を注文しようとしたら、英語の発音は違うらしくて、
しばし困られてしまいました。
試験は問題なかったのに、最後にお茶を飲もうとして失敗…

あ、でもとりあえずなんとかキャラメルマキアートは飲めました。

試験官は、「ユキの
英語以外は、3年前よりずっとよくなっている」
と言ってくれたけれど、英語力の低下がかなり気になった私でした。。。

[写真]Top Dogのケープを着けたニッキー
新しい認定証と、ロゴ入りのケープを貰いました
[写真]3人の試験官とニッキー
試験を終えて、記念撮影
インストラクター、スタッフ達と。
左からヘレン、リディア、バーバラ

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2時間を通じて、私がニッキーに声をかけるタイミングや言葉や口調、
ニッキーと私のコミュニケーション度、ニッキーが褒められた時にどのくらい理解しているか…
なんてところももちろんチェックされます。

訓練を卒業する時は、
「試験項目は全て問題なしだから、認定証は出すけれど、もっともっとニッキーを信頼し、彼自身に考えさせて」
と課題を出された私達でした。
この難しい課題は、まだまだクリアできていないかもしれません。
3年前よりは少し、上達したみたいだけど…まだまだ道は長そうです。

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(C)Yuki+Nicholas, http://blackdog.whitesnow.jp/servicedog_nicky/